今後の市場について
いよいよ2024/1/20からTOTYが始まりFUTも中盤に差し掛かるのでFUT中期(TOTY~TOTS期)の市場に関して例年の相場を基に考察する
まず、結論として
①メタ選手はTOTY開幕から上昇トレンドとなり、2,3月くらいがピークとなりピークを迎えた後は右肩下がりに推移する
②SBC素材相場はTOTY以降上昇するが、4月~TOTSごろには暴落する
これが例年の相場を基に予測できるベースの考えとなる
まず、FUTにおいての3大イベント(TOTY、FUTバースデー、TOTS)のうちTOTYとFUTバースデーが今後3か月のうちに開催される
例年の傾向からもTOTY~FUTバースデーまでの期間がメタ選手及びSBC要員の相場が年間を通して最も高騰する時期となる
TOTYの能力はTOTS排出まで最上位であるのが慣例であり、TOTYの価格が基本的にはメタ選手相場の最上位となるため1~2月のTOTYが年間で最も高価(R9など一部の選手は除く)であり、1~2月の間でピークを迎えた後は9月の終了まで右肩下がりの相場変動となる
FIFA22まではTOTY排出開始日が最も高くその後下降したが、FIFA23においては排出開始時期が安く排出停止~3月中旬まで高騰した
この事象が起きた原因として考えられるのはFIFA23から明らかにプロモパックがトレ不可優位になりトレ可の市場枚数が需要に見合っていなかったためと考えられる
今作においてもこの傾向がより顕著になっているため同様に2、3月にかけて高騰するのではと想定される
SBC素材に関してもTOTY以降はSBC選手の能力が高くなるのに伴い要求OVRも高くなる
そのため高レート素材は高騰し、人気選手のSBCが多いFUTバースデー時期まで高値で維持する傾向がある
SBC素材の転売で気を付けたいのはTOTS時期になると一気に暴落する点である
これはTOTS以降OVR90以上の選手が大量に排出され、TOTSなどOVR90越えの選手がSBCに使われるようになるため金の高レート選手はSBC需要が一気に減少するためである
≪TOTYの買い時は?≫
個人的な狙い時としては全排出開始日を想定している
FIFA23まではポジションごとの開幕時より全排出開始時のほうが安いというのが定説であり、実際ポジションごとの排出日は買い控えが先行し全排出開始時には買いが増えたため結果的にポジションごとの排出開始日が最安であった
EAFC24においては昨年の前例より排出開始直後からある程度買いが先行すると予測しているので排出開始直後よりは全排出開始で供給量が増えるタイミングがやはりねらい目ではないかと考えている
ただし、プロモパックの内容や排出率によって相場変動のタイミングは左右されるため、一番大事なのはその能力に対し価格が安いか高いかを判断できることである
裏仕込みの方法(制限あり)
【裏仕込み】とは?
通常FUTで選手は同じカードは1枚しかクラブに保管出来ない
そのため重複するカードは移籍リストの100名枠とウォッチリストの50名枠の計150枚しか保管ができない
転売において同一カードを数百枚単位で仕込むのは常套手段であるが、この150枚の上限は転売において制約となる
裏仕込みとはこの150枚の制限を超過して仕込むことを指す
≪解説≫
では、まずどこに選手を保管するのかというと
クラブにも移籍リストにも入っていないこの割り当て未完了という場所に選手を保管していく
ただしこの方法には大きなデメリットがあり
・パックが引けなくなる
・市場で即決購入が出来なくなる(入札は可)
・裏に保管できる枚数が200枚程度と無限ではない(以前は1000枚でも2000枚でも無限に出来たがFIFA23から出来なくなった)
・裏に入れたカードは100枚しか表示されない(最初に入れたカードから順に表示される)
このデメリットはかなり大きな制約となるため後先考えずに裏仕込みをすると身動きが取れなくなる諸刃の剣である
↑裏に5枚以上カードが入っていると即決購入時は上記のエラーが表示されて買えない
↓裏に入ってる状態でも入札は可能なため裏仕込みは基本的に入札で購入する
≪裏に入れる手順≫ アプリ編
①仕込みたいカードを市場で入札して購入しウォッチリストに貯める
②裏に貯めたいカードと同じものを1枚クラブに保存する(トレ不可は✖、トレ可のみ)
③競売で落札した選手の処理画面で【クラブの重複選手と入れ替える】を押すと選手が裏に入る(クラブに保管している選手がトレ不可の場合エラーになるので必ずトレ可である必要がある)
④ウォッチリストが空になるまで上記③を繰り返す
上記やり方はアプリ版でのやり方になる
コンソールではもっと簡単に実施可能
コンソールで行う場合はウォッチリストを開き、落札済み選手を移籍リストに送る画面を表示する
その画面でクラブにも移籍リストにも割り振りせず〇ボタンを押して後で処理するを選びその画面から抜ければ裏に選手を送ることが出来る
転売で新イベントのカードを狙う理由
TwitterのポストでTBグリーズマンの値下げに触れたが、あれはリプでも頂いたように試合でハットトリックをし、TOTW選出が濃厚であるため価格が落ちたものと考えられる
今回に関して言えばTBとTOTWでOVRは同じ89になると予想されるのでTOTWに能力で劣ることはないと思われそこまで暴落する要因ではないとも思えるが、今作からPSが付与されTOTWがフィネス+で来た場合TOTWのほうがより好まれる可能性が高いのも暴落を引き起こした要因と言える
FUTにおいて暴落が起きる要因は数多くあるが、市場全体の暴落ではなくある特定の選手だけに起きるものは、上位互換の選手が出る場合に引き起こることが多い
これに関してはTOTWやイベントカードに誰を選ぶか、EAの匙加減になるためユーザーサイドでこの暴落を防ぐことは不可能である
しかし、今回のように同一選手の上位互換または同等選手の排出に関しては唯一回避する方法がある
それは、イベントorTOTWで排出中の選手においては同一期間にほかの特殊カードに選出されることはないという点である
例えるならば、TBチーム2で選出中のケインが10/21の試合で5点取っていたとしても基本的に10/26からのTOTWに選出されることはないという事になる
私が主に転売する選手としては新イベorTOTWで排出中の選手が戦力需要+排出停止に伴う高騰を狙ったものであり、排出停止のタイミングで利確するスケジュールを組んでいるため同一選手における上位互換カードの排出で暴落するリスクは回避できるようになっている
ここ2週間程度はTOTWベリンガムを重宝していたが、今後まだ価格高騰しそうな彼を利確したのも現在の活躍からいつTOTWに再選出されてもおかしくないため、そのリスクを回避するためである
では、グリーズマンの例に戻って
今回の事例で、転売的視点ではどう見るか解説する
まず、私がグリーズマンを保持していた場合
ハットトリックした段階で間違いなくすぐに損確する
保持していない場合および損確した後の考え方としては、
①TOTW発表までは最安価格をモニタリングし続ける
②TOTW非選出のリークが出たら買い戻す、出なければそのまま
③木曜にTOTWで選出された場合、明らかにTOTWの能力が劣っていればTBを買い戻すが、基本的にTOTWが排出された時点でTBも週末にかけて値下がりはするので無理に買い戻しなどはせずグリーズマンのモニタリングは終了する
基本的に新しく排出されたTOTWはその週末から転売候補としてリストアップしているが、同等能力のカードがある場合価格予測の難度が上がるため優先度は低い
このように選手が暴落した場合、なぜ落ちたか?(今回であればTOTW選出が濃厚)を考え、その可能性が消えた場合(TOTWに選ばれなかった場合)価格が落ちる要因がなくなるため値段は戻るという事を理解しているだけで転売のチャンスは1つ増える
このような事例は気づいていないだけでいろいろなチャンスが埋まっているので、ただ単にFUTbinを眺めるのではなく、なぜそうなっているのか?という本質を見極めることができるようになると転売のチャンスを掴めるようになる
ここからは余談であるが、
私は「誰を買えばいいの?」という質問が嫌いである
なぜならほぼすべての選手が今の価格より1コインでも上がることはあるし、下がることもある
TBグリーズマンにしても買う時期、売る時期を間違えなえれば利益は出てるし、時期を間違えれば大きな損失を出している
要は、誰を買うかではなく、どんな選手を?いつ買うか?いつ売るか?が考えられれば転売は誰にでも出来るようになる
子供に算数の宿題がわからないと言われたとき、計算の答えを教える教師はいないだろう。あくまで教えるのは解き方、考え方である。
問いの答えだけを教わることに何の意味もない。
転売において考える気がある方には寄り添うが、自分で考える気がない方はこちらも相手にする気はないので他の配信者などを当てにしていただいたほうがよろしいかと思う
Liveカードの転売について
通称Liveカードと言われるチームや個人の成績に応じてアップグレードされていく特殊カード(RTTKやOTW、PTGなど)は転売においても重要なカードであり大きな利益をもたらすものである
それゆえ、RTTK転売を勧める配信者なども多く転売初心者の方でも1度は聞いたことがあるメジャーな転売となっている
しかし、なぜLiveカードが高騰するのか?という本質的な部分を理解していないがためにRTTK転売で莫大な損失を出した方も多いはずである
【Liveカードはなぜ高騰するのか?】
①SBC素材としての価値
②戦力としての価値
【解説】
①SBC素材としての価値
これに関してはすごく単純で利益は安易に出しやすいが、成績に100%依存するためアップグレード要件は必ずリアルタイムで把握しておくべきではある
RTTKジェコを例に解説する
現状フェネルバフチェは2戦2勝の首位
残り4戦で1勝+GL突破は可能性が高いので+2のOVR90になると想定されている
そして現状OVR89の最低価格が41K、OVR90の最低価格は56Kになっているためジェコは36K付近での購入が増加し42K程度まで高騰した
今後の見込みとしては次節で勝利し+2が濃厚になればより高騰しOVR90の価格がベースとなってくるであろう
しかしここで1つ注意しなければいけないのが、素材需要で高騰しているliveカードはあくまで見込みの需要で高騰しているだけで、実際の需要は異なる点である
要は今の価値はOVR88(26K)の価値しかないが今後OVR90になって56Kで売れる見込みがあるからこそ42Kで売れているだけである
例えば10月の時点で2勝して89にアップグレードし、価格がOVR90と同じ56Kになったとする
その場合なにが起こるか!?
それは間違いなく利確で売りが殺到するので一時的に値段は下がる
ではなぜでは売りが殺到するか?
それは、56K前後で売りたいと思い転売をしている人がほとんどであるが、実質の選手の価値はOVR89の価値(40K)しかない
選手の実質の価値が56KになるにはGL突破が確定し12月の最終アップグレードを待つしかないが、OVR90になる見込みで価格が上がった場合わざわざそれまで保有するメリットはなくなる
また現状はOVR90が56Kであるが、今後高レートが暴落し40K程度まで下がった場合はジェコも同様に暴落する
逆に高レートが高騰する可能性もあるが、その場合はわざわざOVR89のジェコではなくOVR90の金カードを保有しておけばいいだけである
SBC素材要員としてRTTKを転売する場合は上記を理解しておく必要がある
②戦力としての価値
では次にサカを例に解説する
まず1つ考えてもらいたいのが、アップグレードしない89のサカだった場合、あなたなら85万も出してスカッドに入れますか?
サカに限らず素材価格ではないRTTKのカードは
最大アップグレードされた場合の選手評価額(サカであればOVR91になったらこのくらいの金額だろうという価格)+転売需要で高騰している価格が現在の価格である
しかし、これを理解していない方は圧倒的に多く、liveカード=勝てば儲かると思い込み値段がどんどん上がってしまって選手の適正価格から大幅に高くなってしまっても転売需要のみで価格がうなぎのぼりになっている
それを象徴する例を紹介する
PTGと言われる昨年のW杯時に排出されたLiveカードで勝ち進むたびにアップグレードされるカードであった
注目すべき点は決勝進出まで行くとスキル逆足が5/5にアップグレードされるのが目玉であったため準決勝の行われた12/14が最高価格であり、その後は12/18の決勝を待たず大暴落をした
最終的なアップグレードが確定した12/19の価格はゴメスが92万、エンクンクは232万である
エンクンクに関して言えば12/14の373万から12/19の232万まで140万も暴落している
要はエンクンクの373万という価格は
OVR92の現状に対する評価額(232万)に転売で買えば儲かると思っていた人が競うように買った結果吊り上がってしまった140万が上乗せされていただけである
本来の能力に対する評価額をしっかり考え373万の価値がないとわかっていて早めに利確をしていれば暴落で損失を負うことはないが、勝てば稼げると安易に思う人ほど最後まで保有してしまい大損失を出す事例になった
これらのことは現在のRTTKにも言えることで、現在はアップグレードが不明なので転売目的での購入が多く価格は吊り上がっているが、このまま高騰しサカがOVR91になった際、果たして100万近くの価値があるのか…
1枚のLiveカードが転売で10人のオーナーを渡り歩いた場合、最後の10人目は高確率で大暴落の損失を負う
RTTKなどLiveカードを転売する方はぜひとも価格変動の本質を理解し、その10人目にならないようにしていただきたい